2012年8月27日月曜日

Jazzy formation.

Jazz Session.


Internshipとアメリカで学ぶ後輩と
社内セミナーから。

「らしさっ」
なんだろうね。

ってことを少し考える
きっかけを与えられた。

いまを出し抜くために必要なのは、
InnovationとかDisruptionとか
During action reviewとか。

色々な言われ方をされるけど。

『何が愉しいか、何が面白いか、
何が哀しいか、何が苦しいか。』

その他無数の判断軸や基準を、
様々な人間と接し、話し、聞き、考え、
自分の中に創り上げていくこと。
とか。

ぼくは思ってる次第。

その際自分と異なる判断軸や基準に出会うと、
悩みや悔しさや情けなさなんかも生まれるだろうし、
同じく喜びや嬉しさ、希望なんかも生まれるんだろうけど。

結果それらは、自分の信念や志となり、
自分の人生を切り拓いていく際の武器になるんじゃねーか。
と。

それが自分らしさ、
とか言われるもんじゃねーか。
とか。

企画の考え方、世界の見方、
身体の創り方、お金の稼ぎ方、学問の学び方。

山ほど方法論が説かれてる。

でもさって。「どうやるかより何をやるか」
と改めて思い返した次第。

ならば。
自分が何を見て、聞いて、話して。
自分が何を食べて、学んで、思って、考えて、目指すのか。

日々の思考と行動の積み重ねのみが
人格や人を創る
のだと思う。

頭脳。Think.
身体。Action.
精神。Spirit.
覇気。Drive.

そうやって自立した人たちが掛け合わされるとき。
独りでは到底辿り着け無い思考や行動に到るんじゃないか。

そう。まさに“Jazz”
様々な技術やエネルギーや情熱を持ち合わせた
演奏者たちが集まってひとつの調和を生み出そうと
即興でお互いの音を奏でていくスタイル。

“Jazzy Formation”
そんな人たちが即興的に集まっては
sessionしながら一つの調和を生み出していく組織。

広告ビジネスでも電通BIMとか。
「総合→統合」とか。
よりシームレスでintegratedなソリューションを目指すとともに。
組織や仕事のプロセス自体もガンガン適応させようとしてる。

一方。
自分を含め、取り巻く人、組織、国。

物事の本質的な価値や意味を
見ないことにした思考と行動ばかり。

それらは少なくとも
自立した人たちが積み重ねたものではない。

政治/教育/経済/ビジネス/社会システム然り。
思考と行動を放棄してるのと同じ。

便利なツールやテクノロジー、
他人の方法論、過去の偉業、
アイデアに頼るんじゃなくて掛け合わせる。

頼るだけなら、その度に自分の思考と行動を
捨ててるってことと同じだと。

強く認識しておいた方がいいみたいだ。

今までにない問題に出くわしたなら、
今までにないことで出し抜くしかないんじゃないの。

役割を見いだせない人には居場所がなくなる時代。 

広告じゃないところにマーケティングニーズが
移っているのに。多様性の欠如。年功序列?
固まった組織を壊せない風土。

個人も組織も役割を見つけるためには、
どんな些細なことでもいいから
考えたり煮詰まったりしてる場合じゃなくて。
とにかく一歩踏み出さないとヤバいって。

Jazz Sessionに加わるなら
まずはオノレから。Think×Action×Spirit×Drive.

そのうえで多様性を受け入れる努力。
環境の変化に都度即応しながら
マニュアルをぶっ壊していく。

その思考と行動の積み重ねは、
やがて組織の文化や風土を創っていくのだと思う。



ってことで!


僕が一番好きなJazzを♪





2012年8月23日木曜日

Sora Story 3.


2012年8月22日(水)。
娘の昊(そら)が3歳になりました。

この日はなるべく早く帰ろうと思っていたのですが、
会社を出たのが18時過ぎ。

そしてそこからが長かった。
帰宅は21時前になってしまいました。

僕が帰ったときにはすでに
そらちゃんも弟の到路(いたる)くんも爆睡。

せっかくこの日のために、と嫁さんが創りあげたケーキも
みんなで食べようということで待っててくれました。


さて。その間のお話を・・・。


前述のとおり。
娘はここのところ毎日Toy Story1~3を観ていて、
中でも主役Woodyの仲間、カウガールのJessieが大好き。

どうにか映画の中に出てくるJessieそのものを
手に入れられないか、親父としてできることはすべてやり尽くしました。

髪の毛が赤い毛糸で出来た、日本語を話す、
映画サイズそのもののJessieを探して。


まずは全国のToys“R”usさんに問い合わせ。
2010年に発売されたが、すでに完売。

続いて、発売元のタカラトミーさんに問い合わせ。
ここでもすでに完売。

かわりに“どこか地方のおもちゃ屋さんの
店頭に並んでいるものが運よく見つかること”をお祈りされた。

そして、次に。
僕の兄や友達などが広く呼応してくれた。

が、結果。
マニアショップのネット通販か、中野ブロードウェイにて
神頼み的に探すしかない、ということになった。

僕の「娘の希望をかなえてやりたい」
という気持ちはここでは折れなかった。

ここまできたら!ってことで。
ディズニー本社のTOPに直接聞いてみようということで
メールをお送りした。

しかし、メール文面が長すぎる、ということで
あっさりとはじかれてしまった。

じゃあ。ということで、Pixar本社にもtweetしてみた。
が、音沙汰なし。

あまりにもハードルが高いのか…。

そらちゃんには「?」と思われるかもしれないが、
髪の毛が「プラスチック」のJessieでもいいのかもしれない…。
そう思い始めた。

全ての望みが絶たれる可能性が高いため、

地元のToys“R”usさんに
「プラスチック」のJessieを買いに行ってくれ、
というお願いを昨日の午前中に嫁さんにしておいた。

・・・。

数時間後、嫁さんからは「地元のToy“R”susにも無い」との電話が入る。
んなばかな。昨日まであったじゃねーか!そう思った。
しかし本当にタッチの差で地元でも売り切れてしまったようだ・・・。

と同時に。

同期のひとりが、Walt DisneyJapanに知り合いがいるから
聞いてくれているという。

実際、厳しいだろうな、と思いつつ藁にもすがる思いで
「是非!」とお願いをしていたハナシだ。

誕生日当日、つまり昨日の午後。
その同期からも「無い」というお返事と
Walt Disney Japanの友人とそのお母様からの
メールを送ってきてくれた。

(以下、抜粋)

---------------------------------------------------------------------
会社の商品部に聞いて、パーク内店舗に
商品の在庫があるか聞いてみたところ、
はっきりとは分からなかったものの、
おそらくパークで取り扱っている
ジェシーは髪がプラスチック製のもののようです。

生産中止となった商品を在庫補充できないのにパークで
売り続けることも考えられません。

というわけで、やはり髪が毛糸のものとなると、
US製のものしか今は流通していないと思われます。

日本製のものなので、直接タカラトミーか、
ディズニージャパン(うちとは別会社)
に問い合わせるしかなさそうですね
(とっくにしているかもしれませんが)。

というわけでお役に立てずにごめんなさいね。

うちの子も、今はカーズにハマっているので、
同僚の方のお気持ち、よくわかります。

今日ブログ読み返してたら、今日がまさに誕生日なんですね。
よいお誕生日を迎えられることをお祈りしています。

これもとっくにご存じだとは思いますが、
TDSでトイストーリーのアトラクションが
この夏オープンしました。
夏休みとあって4-5時間待ち
というとんでもない混みようですが、
夏休みが終わった9月上旬ごろならかなり空くと思われるので、
ぜひ遊びに来てくださいとお伝えください。

3歳の子でも、十分遊べる楽しいアトラクションです。
---------------------------------------------------------------------

「まじでありがてえ」

そう思った。
友人とはいえ、見ず知らずの同期のためにここまでしてくれるとは…!!!!!

そして。

「ぜってートイ・ストーリー・マニア!行く」

そう思った。
やっぱりあったかい会社、あったかい人たち。
だぜ。ディズニーさんは。

・・・。

「やばい。再度プラスチックJessieを問い合わせねば」
近くのお台場店にあると思っていたが、無く。
池袋と横浜のいずみ野にしかないという。

会社の帰りにプラスチックJessieを買いに行くことになり。

会社を18時過ぎに出て。
池袋サンシャインまで猛ダッシュ。Jessieをゲット。猛ダッシュで帰宅。


帰宅は21時過ぎ。
娘は爆睡していた。

帰宅後すぐにJessieを渡して
喜んでもらいたかったが遅かった。

ハラハラしながら待ってくれてた
嫁さんと一緒に晩御飯を食べて。

そらちゃんが起きるのを待っていた。

21時半ごろ。
そらちゃんがにわかに起き出し。というか起こし。


「ほら!そらちゃん!誕生日プレゼントがあるよ!」
と言いながら包装を丁寧に外してそらちゃんに渡すと。

「うあ。じぇしーがおる。」と寝ぼけながら言ってくれた。

その後、ゆうっくりと意識がはっきりしてきたのか。
素敵な笑顔と笑い声をぼくと嫁さんに見せてくれた。


プレゼントしたJessieは髪の毛が毛糸じゃないけれど。
もはやそんなことはそらちゃんにとってはどうでもよいことのようだった。

いろいろとJessieに話しかけたり。
一緒に踊ったり、歌ったり。


とっても気に入ってくれたようで、
満面の笑顔で、嫁さんが丹精込めて作ってくれた
お誕生日ケーキもみんなで堪能した。


誕生日会の合間。
嫁さんがそらちゃんに聞いた。

「おおきくなったらそらちゃん何になりたい?」と。

すかさず。

「そらちゃん、じぇしーになりたい!」と。


ケーキを食べるときにはJessieと一緒に自分の椅子に座って。
寝るときにはJessieと一緒に布団に入って。

思った以上に。
そらちゃんはJessieを
大切にしてくれそうな気がした。

というか。

Jessieを「おもちゃ」ではなく、
大事な「たからもの」にしてくれる、
大切な「おともだち」にしてくれる、
“優しい気持ち”と“豊かな想像力”を持ってくれてた。

まっすぐ。素直に。
気持ちの良い人間になってくれれば。

そんなことを思いつつ。
少し笑った小さな寝顔を横目で見ながら。
一緒に寝ることにしました。

*****

遅くから始まった誕生日会ではあったけど。
笑顔や笑い声の絶えないパーティであった。

この日を無事に迎えることが出来たのも
圧倒的な意欲でケーキを作ってくれた嫁さん。

いつも素敵にこどもたちを見守ってくれてるじじばば。
嫁さんの親友。そしてぼくの先輩・後輩、親愛なる仲間たち。

みんなのおかげでございました。
ぼくは本当に人に恵まれていると思います。

いつもありがとうございます。
そしてこれからも宜しくおねがいします☝

*****









2012年8月15日水曜日

About Jessie.



At last,
I sent an E-mail to the President of The Walt Disney Company.

*********************************************

Dear Robert A. Iger
President and Chief Executive Officer
The Walt Disney Company

This is my first letter for you.
I know this is asking too much, but...I wish you one thing.

My name is Shunsuke Miyatake.
I'm a father of Sora Miyatake, 2 years old daughter.
We live in Yokohama, Japan.

Recently, Sora has been watching your movie,
“Toy Story”,“Toy Story 2”and“Toy Story 3”, everyday.
She loves all the characters of Toy Story ,but loves “Jessie” the most.

She will be 3 years old next Wednesday, the 22nd August.
So, I decided to buy the talking doll of “Jessie”.

I went to the ToysRus near from my house with my family 4days ago,
and she found “Jessie” which hair wasn't made from the Red woolen yarn.
She said “Jessie sets her hair solid today”.
I felt that I must find the doll of “Jessie” which hair is made from the Red woolen yarn...

Since then I've been looking for “Jessie” which hair is made from the Red woolen yarn,
talks more than 20 words in Japanese, and is the real size of movie.
However, the doll is sold out at all the shops in Japan and web shops in the internet...

I feel sorry for the situation Sora calls her doll of rabbit “Jessie”...
I think Sora will treat “Jessie” well not just as a “Toy”, but as her real “Friend” for the long time...
So, I'm at a loss...but I want Sora to meet “Jessie with Red woolen yarn”.



If you read this long boring letter, I really thank you.

Yours faithfully,
Shunsuke Miyatake

*********************************************

The only thing I can do is to just wait.


2012年8月13日月曜日

What I can't find in the Internet.



「髪の毛が赤い毛糸で出来た
映画に登場するサイズのまんまのジェシー」
通称:トイ・ストーリー コレクション ジェシー

2010年に発売されたフィギュア。
映画に出てくるジェシーが精巧に表現されてる。

特に“髪の毛がキチンと赤い毛糸で出来ている”
というところがポイント。


毛糸で出来ていないジェシー
(現在発売中)ではない。


さすがに発売後2年も経っているし
売ってない可能性の方が高いよなぁとか思いながら。

現在2歳の愛娘、昊(そら)ちゃんが
ここんとこ毎日、ジェシーの特技、ヨーデルを
「よーろれ~ぴーく~♪」と連発し(そらちゃんオリジナル)、
ちがうぬいぐるみをジェシーと「見立てて」話しかけたりしてるので
居てもたってもいられない気持ちになってしまったのだ。

しまいに8月22日(水)は昊ちゃんの誕生日。
Happy 3rd Birth Dayなわけで。

日本中のフィギュア通販/おもちゃ通販/おもちゃ専門店のサイトを
検索してみたがお目当ての「赤毛のジェシー」は売り切れ。完売。

US版を探してみたが、
英語で返事をされてもそらちゃんは「?」だろう。

僕の兄、や中高時代からの友人もフィギュアマニアのツテを
使ってくまなく探してくれたのだが結論としては「専門誌を買い」
「片っ端から電話をかける」ってことになった。

その方法は残しつつも。

時間の限られた親父としてはそそくさと
タカラトミーさんに直接メールを送ってみました。
いったいどのようにお返事が返ってくるのか…。とか
思っていたら、ものの15分でお返事を頂いた。

「大変申し訳ありませんが、毛糸のジェシーは2年前に発売されたもので
店頭に並んでいるもの以外は在庫が日本中どこにもございません」

とのことであった。あざます。

まぢかよ。
日本全国どこにも取扱いないんかい!
と思いつつ。

今度は店舗の店頭だっ!!!てことで
トイザらスさんにお問い合わせをしてみました。

「髪の毛が赤い毛糸」で出来たジェシーのフィギュアが
どこかの店舗の店頭に並んでいるかどうかをなんとか
調べて頂くことはできませんでしょうか???と。

今回はものの15分とはいかないようだ。
お問い合わせしてからまだ返事を頂けていない。

しかし。最悪のScenarioを考えてみた。

「ないんです」

…!!!? なん…だと…!?
日本全国どこの店頭にも並んでいないだと…!!!!

親父としては非常に焦った。という話。

こどものおもちゃで見つからないものなんてあるわけねーだろ!
WEBで探せないものなんてあるわけねーだろ!
…。

などなど少し思っていたが
あるね。

WEBでも見つからないもの



ちなみに。☝
もっすご高い値段がひっついたジェシー
(ピクサー本社150体限定ジェシー)
ポツンとWEB上に掲載されていたけど。
それを買うのもなんかちがう気がするし。

WEBやら発売元に問い合わせても出てこないものってのは
あるもんですな。

探してる途中で、先の友人から「コレをみてみい」
ということで少し覗いてみたが、お子さんが最強に嬉しそうだ…!!!!

うぅうぅぅぅぅぅぅぅぅおおおおおおぉぉぉおおおお・・・!!!!!
最強に欲しくなってきたっ。

そして、タカラトミーさんのHPには
「ぼくのわたしのトイ・ストーリー」というすんっっっばらスィー
コンテンツが今なお、静かにたたずんでおられた…。


本日が8月13日(月)だから。
あと1週間ちょい。そらちゃんの枕元に本物のジェシーを届けたい。

ジェシーを「おもちゃ」ではなく、大事な「たからもの」にしてくれる、
大切な「おともだち」にしてくれる、“優しい気持ち”と
“豊かな想像力”を持ってほしいんだな。

残る手段は。
「フィギュア専門誌」をむさぼり読んで
片っ端から問い合わせる作戦に全てを掛けようと思うんです。

ちなみに全世界に散らばる読者のみなさん(いねーか)。
もし、万が一お住まいのちかくのおもちゃ屋さんに立ち寄られることがあれば
髪の毛が赤い毛糸で出来た“赤毛のジェシー”が眠っていないか、
ご注意願います。


WEBで見つからないものは
自分の足と脳みそと人のつながりで
探せばいーんじゃねーか?

ということで。


特に首都圏以外にお住まいの読者の皆さま。
「赤毛目撃情報」をお待ちいたしております。

最後の最後の手段としては。

ディズニー本社さんにメールを
送ってみようと思う次第です。




2012年8月11日土曜日

Play fair.

おれは日本代表選手に対して
韓国代表選手がしようが、
イギリス代表選手に対して
アルゼンチン代表選手がしようが、
スペイン代表選手に対して
メキシコ代表選手がしようが、
ギリシャ代表選手に対して
トルコ代表選手がしようが。

同じ様に虚しい気持ちに
なると思う。逆も然り。

要はスポーツは
スポーツとして
正々堂々戦うのみ。

勝っても負けても
互いの健闘を
称え合うべき。

外で観てるサポーターも
負けたからといって
ガタガタ負け惜しみを
言うべきではないし、
勝ったからといって
相手を侮辱するべきでない。

軽い気持ちでサッカーをスポーツを
くだらない争いの火種に
使わないで欲しいと強く思う。

ただそれだけだ。

オリンピックだとか
草野球だとかステージは関係ない。

Play fair.は万国共通の理念で
あって欲しいだけだ。

2012年8月6日月曜日

Assistenza

久しぶりに。

週末8月4日(土)・5日(日)と、実家のジジババと
わが家で相当久しぶりに山中湖へlittle tripに行ってまいりました。

旅は楽しかった。
そして考えを見つめなおす非常に良い機会になった。

富士山を間近に眺めながらの
GrinPa(ぐりんぱ)では、日本最長のゴーカートやら
涼しい高原の風をあびながら観覧車に乗ったりして。

2歳の昊(そら)ちゃんと0歳の到路(いたる)くんも
想定外に楽しんでくれたようで。

親父としてはうれしい限りでございました。

宿泊したのは
XIV山中湖
メシもうまいし。
プールも広いし。
とにかく部屋から眺める
富士山が最強。
(写真は朝方の富士山
from客室)

こどもたちが
小さいうちに、
ジジババ・嫁さんと
みんなそろって、
山や海や湖や
温泉など、
大自然の中で
一緒に楽しいときを
過ごす。

出来ることなら毎週末いろんなところへ
連れて行ってあげたいなァと思う次第。

これは冷たい、これは固い。
あそこは暑い、あそこは怖い。

などなど。夏だけでなく。

子どもたちの五感をフル稼働させるような
週末の使い方を実践してこうと思います。


さて。

楽しい旅の帰り途。

車の中でジジババ嫁さんを含め
子どもの教育やこれからの我が家の住環境について
ときどき大声を出しながらディスカッションをしてきました。

30歳を目前に控え。
8月で3歳と1歳になる子どもを抱え。
“これからどうやって生活していくつもりか”と。

自分の考えの浅はかさや
思慮のなさをモロに突かれ。

非常に恥ずかしくなると同時に
自分の家庭におけるコミットの無さや
どこか他人事のような自分の姿勢を
イチから見つめ直そうと決意した次第です。

そんな矢先に。

ADK 教育プロジェクト「高校生の将来意識」レポート

が発表されていた。

概略を読んでみましたが。

“志望する大学を選ぶときに重視する”ポイントとして、
“重視度が高い項目としては、
「就職状況が良い」「希望の職業に就きやすい」
が親子とも50%以上の人が「重視する」を選んでいた”。

とのことで見た瞬間に「親子とも、かい」とか
「世知辛ェなァ」とか思ったけど。

“大学への進学理由を聞いたところ、全体では
「将来就きたい仕事のために必要だから」が58.2%と最も高く、
次いで「自分の可能性を広げたいから」47.2%、
「学びたい学問があるから」34.0%と続”いているそうで。

少しほっとしました。

そして僕の母校「サレジオ学院」の
創設者、ドン・ボスコ
提唱していた考え方を
思い出したんで少し記します。

「共にいる教育」=「アシステンツァ」
という言葉。

その中でも特に強調されているのは、

“まず、教育者自身がしっかりした
考え方と信念を持ち、
生活の手本を通して
それを示さなければならない。
実生活の証しがなければ、
教育は成立しない。”

ということ。

旅の帰り道、親父との問答の中に、

「お前は何を基本に据えて
子どもたちを育てていくのか?」

「お前が手本を示さないでどないすんねん」

「このままいけば中身のなーんもない
表層的な人間になってまうぞ」

というものがあった。

僕の人生の節目節目というか
常に登場してくる。

時に口うるさく感じることもあり。
ここまで介入すんのか?と思う節もある。

話を途中で切り上げようとするバカ息子の
首根っこを摑まえて、話が終わるまで
目の前からうごかない親父。

まさにそんな状況で
非常にイラついたがもっともな話であった。

バカ息子に「めんどくせェ」とか言われても
「いいから聞け」と黙ってでも会話すること。
心を通わせること。

これこそ、アシステンツァの精神じゃなかったか。

なんて思ったりして。


そう思うとなおさら最近の高校生が
大学に行く理由を「就職に有利だから」とは
非常に切なくなってきて。

就職に有利だから大学にいくのか?
自分の可能性を拡げたいから大学にいくのか?

とか。

大手の企業に入れば人生安泰なのか?
これからはベンチャーなのか?

とか。いろいろと考えてしまう。


さらに自分のことだけでなく、
『自分の子供をいかに育てるか/育ってほしいか』を考えると、
「こういう風に生きてェ!」とか
「こんな人間になりたい!」とか。

自分で自信を持って思えるようになるまでは、
「自分の可能性を少しでも拡げたいんだ」と
親父とおかんの目をまっすぐ見ながら自分の生き方について
真剣に語ってくれる人間になってくれるといいなと。

結果なかなか決まらないんだろうし、
一生かけて本当の意味が分かるのかもしれないんだろうけど。

そのためには、日々。
親父の背中や、両親のなにげないやり取りを
子供たちに見せながら。

できるだけ彼らのチャレンジや
可能性やのびしろを選択肢として残していけるよう、
常に夫婦で考えながら生活しようと思う次第で。

目の前にある選択肢だけでなく、
目の前にまだ表れていない選択肢も含めた様々な道の中から
友達や。仲間や。家族とも深く交流しつつ
自分の考えを深め、自ら選び創っていく。

そんな人間になってくれれば。
とか言いつつ自分こそそんな風に生きていければ。
とか思うのでした。

教育の一番大切な、一番難しいところは、
信念を育てること、生きる意味を悟らせることである。


くそー。むじいぜ。